コヨーテさん作

コマンドウルフ・サーベラス・エボルブβ

1:72scale

使用キット : コマンドウルフ

 

■機体設定

全長:16.9m 全高:9.1m 全幅:5.5m 全備重量:78.6t

最高速度:320km/h(システム発動時は未計測)

武装:50mm対ゾイド2連装ビーム自律飛行砲座X1 ドロイドヘッドX2 アクティブシールドX2 ハイパーEシールドジェネレーターX1

34mmヘビーマシンガンX2 エレクトロンバイトファングX1 ストライクレーザークローX4 3連スモークディスチャージャーX2(アンチゾイドコア因子発生機能有)

AZ149mm2連装ショックカノンX1 AZ103mm8連迫撃砲X1 アシスタントブースターX2 コア直結型高出力ビーム砲X1

 

かつて共和国領内に存在したステルススティンガーのコロニー跡から発掘されたウルフタイプのゾイド。

両前脚にドロイドヘッドと呼ばれるサブシステムを搭載しており、三つ首のケルベロス型に可変する。

また、オーガノイドシステムを搭載しておりケルベロスモードに変形することでシステムが発動する。

通常時でもZOITEC社のワイツウルフ以上のスペックを誇るが、変形時には正に鬼神の如き力を発揮し大型ゾイドとも 互角以上に渡り合う。

Z.A.C.2090年代に存在したとされる謎のゾイドと特徴が酷似しているためこの名前で呼称される。

 

■工作内容

電撃ホビーマガジン2001年8月号に掲載された同名の作品に一発で惚れてしまい。 今日の日まで何とか再現しようと画策しておりました。

ベースは可動王ライガーゼロ、ガワはコマンドウルフが主体です。

ドロイドヘッドのカバー部分ですがオリジナルはス○ーの部品を流用しているようでしたが 持ち合わせが無いために手近にあったガ○アガン○ムのものを使用したところ上手くいきました。

細かいディティールアップは市販のものや、ジャンクパーツで行っております。

そうそう、この界隈で一大ブームを巻き起こした100均のパンチングプレートも大活躍してくれました(笑)

当時は「簡単そうだからなんとかできるだろう」と甘い考えでおりましたが、製作を進めるに従い 自分にとっては恐ろしく難易度が高いものであることが思い知らされ、

コマンドウルフを一匹屠って 足を移植して、さぁスモークディスチャージャーの改造だといったところで、一年以上手をつけず・・・。

殆ど墓場にいたようなコイツが復活できたのはひとえにA.O.Dをきっかけに皆様の作品に刺激を受け、 「だすならコイツしか!」的に再びモチベーションが再燃したためであります。

それからはとんとん拍子・・・とは行かずドロイドヘッドの再現などに頭を痛めつつ 自分なりのアレンジも加えながらなんとか完成にこぎつけました。

ベース部分にはエサ・・・もとい突貫で作ったサソリ形ゾイドを配置し、狩りをしているような感じを再現しましたが、如何でしょうか?(ゾイドコア食ってます・笑) ・・・オリジナルの製作者の方、もしご覧になっても怒らないで下さいね。

 

■塗装

ウェザリング内容 初めてエアブラシを本格的に使用し、MAX塗りっぽいものをやってみました。

フレーム部分はフラットブラックで塗装後、ブルーFS15050を重ね吹き。

装甲部分はブルーFS15050を下地に、ライトブルー+ホワイト30%程度を重ね吹きしております。

メタリックな部分はフラットブラック下地に焼鉄色+フラットベース少量で塗装しております。

スミイレはエナメル塗料のフラットブラックで多少大げさに。

全体の汚しにはタミヤのウエザリングマスターのシルバーとサビ色が大活躍してくれました。

シールド部分や装甲の傷や退色はリューターを使用しチマチマ削ったり、アルコールで湿らせた綿棒でなぞったりして それらしく仕上げてみました。

ベース部分には体液をイメージして、クリアオレンジにグリーンを30%程度混ぜたものを作り血だまりを作ったのですが いまいち写真ではわからなかったようで・・・コア食ってる右の頭の口も多少それらしくウェザってます。

 

 

〜主催者かすかびーとコメント〜

ぐえっ(汗

投稿メールの添付画像をルンルン♪と開いてみたら、いきなりジダバダもがいているかのような蜘蛛型ゾイドそして生々しいゾイドコア…

コアと本体が繋がっている血しぶきのようなものはワイヤーワークでしょうか?ブシューッ!と音が聞こえてきそうなほど臨場感抜群です^^;

またこのグロさにケルベロスのイメージがドンピシャとハマっております(褒めてます

このように第一のインパクトが強烈でしたが、実は工作もすごく高レベルでコマンドウルフベースというよりもはや様々なパーツを駆使したスクラッチ作品ですよね。

装甲パーツの延長やディスチャージャーの追加など地味な工作から頭部ギミック追加などの大改造まで、とにかく忍耐・根性が必要な改造であったことが一目でわかる作品です。

恒例でwひとつだけ気になったことがありまして、前スネのアーマーにデスピオン装甲を使用されておりますが

もう少しRを控えて直線的な装甲にしたほうがラインが自然に繋がり全体としての纏まりがグンと上がるように感じました如何でしょうか。

塗装とウェザリングも質感バッチリです。だいぶ使い込んで装甲の表面が退色している雰囲気が出ています。

チッピング等細部のウェザリングも抜かりなく、ポイントを抑えて「ぶつかりやすい所」にしっかり傷が付いているので自然な仕上がりですね。

 

さて余談ですけど、このコメントを書いている前日にチャットで私はコヨーテさんに「ゾイドのカスタムはPSPのアーマードコアと同じだ」と発言しました。

持っている人なら知っていると思うのですがPSP版アーマードコアは最初から全てのパーツが揃っていて、装備の組み合わせ次第で誰でもいつでも最強になれるゲームなのです。

勿論その装備選択は地形や相手の特徴を考慮してです(強力なパーツばかり選択すればただ重量過多になり貧弱ロボの出来上がり)。

つまりレベルアップという概念が無く、知能やセンスによって誰でもいつでもナンバーワンになれるということです。※私はAC党ではありません^^;

カスタムゾイドに置き換えると、存在するゾイドパーツの組み合わせによって 「あっ」と驚くような新種ゾイドを組み上げたり

元パーツに気付かないほどの自然体で全く別型のゾイドにしてしまったり、センスのみで勝負する改造です。

因みにこのような組み換えカスタムはひじょうにウケがよくコンテストなどでも評価される対象になります。

チャットでのお話は大よそここまででしたが実は続きがありまして、ゾイドのカスタムには大きく分類して2種類あり

上記のようなセンスオンリーカスタムともうひとつはレベルアップの概念が存在するスキルカスタムです。

スキルを要するカスタムは言うまでもありませんが純な模型としての改造です。模型としての改造はとても地味であり、

1枚の全身写真では到底その努力は伝わらないような細部の改造や改修などです。

同じ対象でありながら全く畑違いともいえる2種類のカスタムが存在するのもゾイドの面白いところであって、互いのゾイダーが尊敬しあうべきところでもあると思います。

そしてこのコマンドウルフ・サーベラス・エボルブβは後者のスキルカスタムに該当していると思う次第であります。(あぁぁ前置き長かった(滝汗)

元ネタこそ雑誌の作例ですが、それをコピーするにあたり大変な労力と技術を要する改造だと思いました。

コメントがとっ散らかってしまい何を言いたかったのか分からなくなってしまいましたのでこの辺で(爆

 

ところで最初に投稿画像を見たとき理由は分らないけど…なんか違う?色の階調が綺麗だし1枚の写真というより奥行きのある空間になっていると感じました。

それでコヨーテさんにお話を伺ってみるとなるほど一眼レフカメラで撮影したとのことです。

やっぱりコンデジよりも一眼の方がより豊富な情報を映し出すことが出来るのですね。欲しくなってしまいました一眼。因みにカメラマンはコヨーテさんの奥様だそうです^^

 

※ブラウザで戻って下さい