紋別市民さん作

セイスモカノーネ・ドーラ

1:72scale

使用キット : セイスモサウルス

制作コメント

発売当日にセイスモサウルスを購入、しかし説明書内バトストの強烈な強さに多少引き気味になり、素組み後しばらく放置

その後、某改造例で列車砲をそのまま装備したディバイソンを見て、何となくイメージを膨らませ、

そこにZBC(ゾイドカードバトル)で登場したウルティ・メイラムをエッセンスに妄想を強化(おぃ

外見はレオポルド(列車砲の名前)をイメージし、それっぽい設定を作ったまでは良かったのですが、

それ以降製作は進まないままでした。

今回、この未完成キットの成仏を願い、このコンクールにエントリーしました。

 

改造点

「460ミリカノン UDシュテッヒャー」 (シュテヒャーとはドイツ語で刺突専門の剣の事。エストック(フランス語)が有名)

セイスモ8連ビーム砲、銃座を撤去しソプラノリコーダーを芯にした砲身を接続。

その後、胴体上部をジャンクパーツでデコレート。 小型銃座を全て撤去、尾部の銃身も外し、潜舵風にパーツを追加。

 

塗装

WW当時の戦艦をイメージし、腹部や尾下部等を混色ハルレッドで塗装。

上部は混色グレー 首内部と銃座固定パーツはジャーマングレーの厚塗り(Mrカラー) 海洋迷彩塗装 戦艦ビスマルクを参考に塗装。

頭部と尾部等をブラックで塗装。

 

ウエザリング

脚部を中心にサビ表現 脚装甲版を特に強めに塗装 風化等のイメージとして混色グレー(エナメル)を吹きかけ、綿棒で軽くふき取る。 (ウォッシング&すみ入れ)

ちなみに胴体に貼られたデカールは1998年航空自衛隊航空総隊戦技競技会参加機の物で、実在の物だったりします。

デザインは出渕裕氏。選択は・・・趣味です(おぃ

 

オリジナル設定

ガイロス海軍が入手した資料は、恐ろしい物だった。 『ウルトラザウルス・ザ・デストロイヤー』

主砲である1200ミリキャノンは1斉射でニクシー基地など一瞬で消滅することであろう。

開発部の不眠不休の努力の結果、その化け物を上回る射程と貫通能力を持った砲 「460ミリカノン UDシュテッヒャー」 を完成させる事に成功した。

しかし、それはあまりにも巨大で反動が凄まじく、まともなゾイドでは発射はおろか、搭載など不可能であった。

必死に土台となりうるゾイドを探し、その機体は・・・。 (この物語は紋別市民オリジナルです)←おぃ

 

 

〜ZAOD特派員 おえ氏コメント〜

いやはや…超ど級の作品が紋別市民さんから投稿して頂きました。

やはり目を引くのは、超巨大砲塔ですね!! セイスモの首と同じくらいの太さじゃないですか!???

しかも材料は…笛???う〜ん、まさか笛でくるとは思いもよりませんでした(^^;

砲塔周囲のデコレイトも紋別市民さんならではの紐の巻きつけ!これもいい味出してます。

背部のデコレイトも巨大砲塔に見合った重厚な作りが良いですね!

小型銃座の撤去をする事で、より砲塔の威圧感が増して良いと思います。

やはり、このような巨大な装備は重厚なセイスモには非常に合いますね!

かといって、2砲塔よりも1砲塔の方がよく似合うような気がします。

私は、列車砲のような巨大武装が大好きなので、萌えまくりです(≧∀≦)b

ドーラとかカール自走砲も大好きで、今度ゾイドに組み込もうと画作中ですwww

紋別市民さんには、次は更なるディテールアップを目指して欲しいと思います。

1つ目は、砲口のライフリング加工です。 ※参考(Wikipedia”ライフル”より)

実弾が発射される場合、ほぼライフリングがつけられております。エネルギー弾みたいのはわかりませんが…。

砲身の内部までライフリングのディテールすることは難しいと思いますが、砲口にだけつけるだけでも大きく印象が変わってきますのでやってみてはいかがでしょう?

簡単な加工方法ですと、四角プラ棒やエバーグリーンの四角プラ棒などを適当な長さにカットして、砲口の淵に沿って縦方向に並べて接着してあげます。

最後に、余分なプラ棒はカットしてヤスリか何かで砲口面を綺麗に平らに均せば完成です!

これだけで、格段にディテールレベルが上がりますので試してみてください。

今作品の場合ですとい、砲口が少し小さいのでリーマーなどで砲口の穴を広げてからの方が良いかもしれませんね(^^)

2つ目は、砲身の根元の加工です。 早速レオポルドを調べてみました。

巨大な砲塔を支えるためには、ソレ相応の土台は必要になりますし、より太い根元である必要があります。

今作品の砲塔根元もしっかりした作りではありますが、もっとゴテゴテな作りでも違和感は無いと思いますし、より重厚になってもっと良い作品になるのではと妄想しております。

列車砲の資料写真そのままに作ってしまうのも(スクラッチで!?)一つの手だと思います。

列車砲のスケールモデルを作って、砲塔周辺の造りを観察するのも一つの方法ですね〜。

塗装に関してですが、基本的には海上作戦用のゾイドになるのでしょうか〜?

戦艦風の塗装が、これまたよく似合います!!

ブラック(?)で全体的に入っている、迷彩塗装が非常によいアクセントになっていて、素晴らしいと思います!

本来は、陸戦型のゾイドなんですけどねー(^^;

でも、海も似合うな〜w 海中移動用の推進器などのディテールがあると面白いですね!

陸上で砲撃する場合は、ショックアブソーバーとかスタビラーザー、固定用アンカーなどのディテールがあるといいかもです。

塗装の色合いや色あせの度合いで、経年劣化がどの程度かわかりますのでそこを意識してドライブラシやウォッシングをかけてあげると面白いです。

海戦用となりますと塩害の影響で劣化が早くなりますから、実際の船舶などで劣化の具合などを観察してみると良くわかると思います。

特に、塩垂れによる錆の発生が非常に多いと思います。

塩の影響は足元だけでなく、甲板や首元、尾部と多岐に亘ってきますのでセイスモの細かいディテールと大きさで大変かと思いますが、

錆の流れていくイメージをしながら細かく錆のウェザリング 足の爪は、普段からいろいろな物が当たる部分ですから、

はげチョロが目立つくらいにあったほうが丁度良いかと思います。

あとは、エッジをホワイトでドライブラシをかけてあげると全体的に引き締まってくると思いますよ(特にグレーの塗装部分)。

それにしても…写真のアングルがいい!!

一番上のアングルが個人的にはベストアングルですね。胴体のピントぼけの感じがgood!

回を重ねるごとに、紋別市民さんのレベルが上がってきてますね〜。これからも貪欲に技術の向上をして度肝を抜く作品をお待ちしております。

※いや〜、でも毎回度肝を抜かれてますwww

 

〜主催者かすかびーとコメント〜

笛wwww

工作内容を読むまでは、まさか笛だとは気付きませんでしたし、言われてみても笛には見えません。

それが凄く重要な事だったりするわけですが♪

改造で何かのジャンクパーツや模型外マテリアルを使用する際に、最も重要なことはそのパーツの元ネタがバレないことだと思います。

たとえ元ネタが笛だとしても、そうと分からない様にデコレートすることが出来るセンスは流石です。

ウェザリングも、大型機相応の適度な汚れ具合。スケール感もよく合ってい格好イイです。

写真撮影も、凄く上達したジャマイカ!父さん嬉しいよ(´Д⊂ヽ ww

と、余談ですが、おえさんコメント素晴らしすぎ!!!!

本当に作品をよく見て親身になってコメントしてくれてますよ。

内容的にもなるほどなぁと関心することばかり…

紋別市民さんはおえさんの全てのコメント内容を熟読して今後の参考にして下さい。

 

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