NMRさん作
EMZ-01A マーダアサルト
1:72scale
使用キット : EMZ-01 マーダ(ゼネバスメモリアルボックス 1984版)
コメント
2脚恐竜型で個人的に最もプロポーションが良いと思っているマーダを各種ジョイントでフル可動化しました。
ナニワネジや真鍮パイプ、各種ジャンクパーツでガトリング砲を自作、
ゼンマイユニットを抜いた空洞はジャンクパーツでゾイドコアや内部メカを再現してみました。
ついでにディスプレイスタンドに対応した穴も作ってみました。
塗装について
缶スプレーのサフを吹いたあと凹んだ箇所にNATO軍用カラーのテーアシュバルツを吹いた上に外装部には本体色のフィールドグレー、
機体上面のハイライトにあたる箇所にはRLMグレーを吹きます。
フレーム部や武器などは色んなグレーをあーでもないこーでもないと吹いているうちに結局明灰白色に落ち着きました。
アクセントとして各部にガイアカラーの橙黄色+蛍光レッド+スカーレットを混ぜて作ったオレンジ。
気がつけばフルアーマーガンダムな配色にw
基本塗装後にエナメルのジャーマングレー+フラットブラウンでウォッシング。
プラが割れないかと心配でしたがテンションのかかる箇所は避ける、パーツを嵌めたまま行わない、完全に乾くまで待つ、等の点に注意すれば大丈夫。
乾燥後に溶剤をしみ込ませた綿棒で汚れが流れているように拭き取ったあと、デカールを貼りつや消しクリアーでコーティング、
How to講座にのっとって調色スティックによる各部の塗装ハゲ表現を行います。
あとは粉状のパステルを擦り込んでサビ表現を行い、タミヤウェザリングマスター各種で泥や砂汚れを施してフィニッシュ!
1月中とのことでしたがちょびっと期限を過ぎてしまってごめんなさい です…
vol2開催の折にはもう少し計画的に作業を進めたいと思いますのでその 時はよろしくお願いします!
〜ZAOD特派員 RYO氏コメント〜
キタァァァァァァァーーーーー!!!!!!!w
私が尊敬するモデラーさんの中の一人、NMRさんの「マーダアサルト」 の登場です!
これは関西オフで一度拝見させて頂いたのですが、もう圧巻の一言でした。
まず一番に驚いたのは内部フレームですね。
コアの再現には驚きましたが、それ以上に開脚用の新規可動軸が追加されていることに度肝を抜かれました。
マーダは機構上、どうしても脚が地面と垂直にならざるを得ないのですが、開脚を可能にしたことによって
ポージングの幅が劇的に増え、表情が豊かになっています。
しかもただ軸を追加しただけじゃないんです。
脚を左右に開脚しても違和感が無いように外部装甲も連動して動くんです!!!!!!
これは本当にスゴイ・・・・・あぁ、惚れてしまう(違
各関節にきちんとダクト(?)を仕込んであり、オモチャっぽさを消しておられるのも、経験の成せる技でしょうか。
背部のガトリングをご覧ください。もう抽象的なコメントしかできません。
この金属感、ウェザリングの度合い、チューブの違和感の無さ、どれをとっても100点満点です。
細かいデカールの工夫にも目を引かれます。
武器は目立ちすぎず、でも単体で見たらすさまじい完成度。まさに武器のあるべき姿だと思います。
そして最後に塗装。 氏の作品は、塗装が本当に丁寧で綺麗なんです。
表面処理に始まり、下地処理、塗り重ね(グラデーション)、そして細かい剥げ表現、デカールの光沢の調整、と言い出したらキリがないのですが
その1つ1つを確実に高いレベルでこなされる氏の技術力と根気は全ての改造ゾイダーが手本とするべきものでしょう。
どこにも隙がない作品はなかなかありません。
人の作品の粗を探すのはモデラーの悪い癖(もちろん私も含む)なのですが、そんなものアウトオブ眼中なこの作品。
これは本当に良い作品です。
〜主催者かすかびーとコメント〜
これはもう最強 m9( ゚Д゚)
カスタムアイデア・工作精度・色合い・色味…どれをとっても完璧でしょう。心底「欲しい!」と思える作品ですよ。
細部も抜かりなく改修してあって、得に足の裏など見えにくいところまで…
見えにくい部分は手抜きをするというのがゾイダーの悪い癖なのですがw その辺を丁寧に仕上げてやると完成度が桁違いに上がります。
オレンジアクセントがナイス!デカールワークも非常に高いセンスを感じます。
調ステによるチッピングもやり過ぎず、自然な剥げチョロになっていて上品な作風に感じますよ。
あとキャップを使っていないので、良い意味でゾイドっぽさが消えてモダンなSFメカという雰囲気になっているじゃないかぁ (;゚∀゚)=3
ひとつだけ気になった部分は”ガトリング廻りの綺麗過ぎ感”なのですが、それはもはや好みの問題でしょうね。
作品全体が淡い色合いですし適度に汚れているので、ガトリングとスプリングもですねぇ、せっかくのメタルカラーで勿体ないような気がしますが
そこを思い切って心を鬼にして汚し掛けてやると、また作風も少し違うものになる筈ですよ。
これが例えばダンパーシャフトなど、常に可動して汚れないパーツに関してはその限りではありません。
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