オグラさん作
ボブテイル
1:72scale
使用キット : ミキシングビルド
設定
高度な量産性、整備製、操作性を誇るスコーピオンシリーズの第一弾となる機体。
ジェネレータを中心にモジュールパーツを配置するという独特の構造とブロックス規格の採用により高い拡張性を持つのが本シリーズである。
汎用性を重視した設計となっているSS01-ボブテイルは工作用としても高い評価を得ており、 戦闘用以外に重機タイプにカスタムした民間用での売り上げも伸ばしている。
当機はSS01の砂漠戦仕様にあたる。
制作
ほぼ自作となったボディは戦闘機的な意匠を取り入れつつ制作。 他はブロックスを主とした流用パーツを加工しています。
各部が稼動しますが顔が固定なせいか表情はつけにくいです。
塗装
サフ吹き後、まずはラッカーのセミグロスブラックを吹き、この上からアクリル塗料を筆で塗っていきました。
全体にメタリックグレー、装甲部分にホワイト、全体にホワイト+サンドイエローで基本塗装を終え、 ムラが気になる箇所と装甲部分のハイライトをペーパーでこすって仕上げます。
次にマークとナンバーを書き込みます。マークはマスキングしやすいものをでっち上げ、ナンバーも簡単な[01]です。
失敗しても大丈夫なようにエナメルを使い、マスキング後に筆でフラットブラックを塗りました。
乾燥後にテープをはがし、ペーパーで調節、厚すぎる塗膜を薄くするとともにかすれた感じを出しています。
そしてマークを保護するためにここでクリアコート、アクリルのつや消しを全体に吹きつけた後ウォッシングとスミ入れです。
すみ入れは装甲部分はエナメルのフラットブラックとフラットブラウンを混ぜたこげ茶、機械部分はフラットブラックで行っています。
最後に全体をこげ茶でウォッシング、段差や角といった陰になりそうな部分、トーンを落としたい部分にこげ茶を塗り、
乾燥後に溶剤を含ませたティッシュや綿棒でふき取りです。なるべく雨だれっぽくならないように影をつけるキモチで行いました。
最後に目の部分に付いた塗料とサフをペーパーで削り取り、セメントを塗ってツヤを出して完成となります。
作者コメント
今回が初めてのウェザリングとなります。
溶剤の種類を間違えて塗膜をふき取ってしまったり、黄ばんだ白を目指したのにデザートイエローの入れすぎでデザートカラーになったりなど
トラブルも続出で行き当たりばったりの製作でしたがどうにか勢いで完成させることが出来ました。
ウェザリングを楽しみ、そしてなかなか納得のいく作品を作ることが出来たと思います。
〜主催者かすかびーとコメント〜
早かったですねー… はじめまして宜しくお願いします!から1週間でご投稿頂きました^^
初めてのウェザリングでここまでの表現が出来るとは…しかもテンポ良くw
誰が見てもとても初ウェザリングだとは思わないでしょう。塗装方法のコメントを見てもとても手際が良さそうな感じがします。
すべての表現を塗料だけで行おうとせず、ペーパーによる研磨も織り交ぜている辺り…頭を柔軟に使えば色んな表現方法がありそうな気がしますね。
溶剤の種類を間違えて塗膜を拭き取ってしまったとのことですが、それも結果的に質感向上に貢献しているのかもしれませんよ。
初ウェザでこの仕上がりですから、回を重ねればさらに見る見る上達しそうです…宜しければまたご投稿下さい!
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