もりたくさん作
EPZ-001 レッドホーン
1:72scale
使用キット : EZ-004 レッドホーン
<テクニカルデータ>
全長:20.8m、全高:7.6m、全幅:7.2m、重量:94t、最高速度:130km/h
<武装>
連装突撃ビーム砲×4、中口径加速ビーム砲×2、大口径三連電磁突撃砲×1、自己誘導ミサイルランチャー×3
赤外線レーザーサーチャー×1、高速キャノン砲×2、高圧濃硫酸噴射砲×1、全天候3Dレーダー×1、クラッシャーホーン×1ほか
<工作内容>
■ 中口径加速ビーム砲の肉抜き穴をエポパテで埋め込み。大口径三連電磁突撃砲の肉抜き穴をプラ板とプラパイプでデコレート。
■ 赤外線サーチャー・大口径三連電磁突撃砲及び、上部の自己誘導ミサイルランチャーの砲口が潰れていたので社外パーツに変更。
また、全天候3Dレーダーの肉抜き穴もマイナスモールドでデコレート(しかし、装着したら見えないorz)。
■ 全ての小型武装パーツの砲口を開口。同じく肉抜き穴をエポパテで封印。塗装後に真鍮パイプを砲口に埋め込み。
■ しっぽ部分のパイプを3mmスプリング&モビルパイプに変更。
■ 製造時の樹脂のはみ出し箇所を修正。ヒケだらけのパーツを目視可能な範囲でパテ埋め。頭部・尻尾の合わせ目消し。可能な限りパーティングラインを除去。
<塗装>
■全てラッカー塗料を使用。
■下地処理を行なった後、1000番のサフェーサーで準備を行ないます。
■レッドホーンは重突撃ゾイドでありながら、重量はシールドライガーと同程度という脅威の機体です。
今回は、重厚感を表現するベースカラーとしては定番であるブラック系を使わずに、ラッカースプレーのマホガニーをベースカラーに選んでみました。
■装甲(赤)は、以前シンカーで作ったゼネバスレッドとは別のアプローチで再調色(自称:内出血レッドww)。これを濃淡2種類吹き付け。
■フレーム(黒)は、焼鉄色をベースにRLM23レッド・フラットブラックを調色したメタリックブラウンでベース塗装。
後に、スーパーシルバーをベースにRLM66ブラックグレー・フラットブラックを調色した塗料をグラデーション。最後に、フラットブラックをサッと振り掛けます。
■ 銃火器(シルバー)は、フレームと同様の塗装の後にスーパーシルバー・RLM66ブラックグレー・フラットブラック(ごく少量)を調色した自己流ゼネバスシルバーでグラデーション。
■ 機関部の集中している部分を中心にスモークでシャドー。
<ウェザリング>
■平ヤスリ・棒ヤスリを使って、お約束のダメージ表現。頭部は、避弾経始が良好であると思われたので擦り傷程度です。
■掲示板で、かすかびーとさんにアドバイスを頂いたエナメルイエローでウォッシング。
そのままだと明るい印象なので、イエローをベースにブラウン・明灰白色を調色した汚いイエローを使用してみました。
クリアパーツの水垢表現のみ明灰白色を使用。
■脚部の泥汚れ・砂汚れには、今回初挑戦となるウェザリングマスターで、先に土埃を。後に、パステルの粉末で泥汚れを濃淡を意識しながら施しました。
尚、パステルを溶剤で溶かして筆塗りする訳ですが、乾燥後に歯ブラシ等で表面をさらってやるといい感じに乾燥し固着した泥が表現できました。
■明灰白色・調色した錆色を使い分けて、水垢・流れた錆を描き込んでフィニッシュです。
<コメント>
かなり男前な顔をしているレッドホーン。このモデルも幼少の頃に思い入れがあるゾイドで御座います。
しかし、今回購入したキットはハズレだったのか、パーツの状態が今まで購入したゾイドの中で最も酷かったです(´・ω・`)
ヒケだらけ・樹脂が金型から漏れた跡・メイン銃火器の銃口が潰れているetc・・・と、実際の製作は基本パーツの修正が90%以上でした;^^
それがかなり楽しい作業なんですけどね(笑) 工作に関しては、新ゾイドになってリリースされた大型機とは違い、ややこしいパーツの分割も無いため安心して作業が出来ました。
頭部・しっぽも標準で後ハメ出来るため、パーツの合わせ目消しにも挑戦し易かったのも高ポイントです。
塗装は、新レッドホーンの異様に明るい赤がミリタリーしていないので、ダークな赤で塗装。
散々悩んだウォッシングも、掲示板でアドバイスを頂いて解決。施工前は正直申し上げて「イエローで?変になったらどうしよう?」と心配でしたが、これがビンゴ!
画像では判り辛いですが、なかなか面白い表現になりました☆ ところで、レッドホーンって男前な中に、何処と無くエロスを感じませんか?感じませんか(´・ω・`)
〜主催者かすかびーとコメント〜
わっ.... 軽い気持ちで「黄色でウォッシュしたら面白いかなぁ〜」と言ってしまいましたが、それを実行して頂き有難う御座いました^^;;
でも成功だったようで何よりですw (赤と黄色の相性は良いですからね
そんな突拍子も無い色で汚し付けたらとんでも無いことになっちゃうよ!と思ってしまうような色でも、
結構やってみると面白い仕上がりになることが多々ありますので今後も色々試してみて下さいん♪
さあ、もりたくさんはついに4作目ですね、ゾイドを楽しんでおられている雰囲気が作品からゾイゾイ!と伝わってきます。
それも作品ごとに明らかにレベルアップしていて見てるこっちは驚きっぱなし。
今回の作品は前作コマンドウルフ以上にリアリティーがUPしています。
力強さを思わせる肩の擦り傷やエッジにのったハゲチョロ、またその適度な汚し量といい既に完全に自分のモノにされている感じがします。
安心して見られる。疑問が湧かない。自然に受け入れられる... ふぅぅむ、その習得能力は目を見張るものがあります。
さて話が前後しましたが、今回のもりたくさんのレッドホーンは一見普通のゾイドですが
素組みのものと比較すればその差歴然!肉抜塞ぎやパーティング処理を徹底してありひじょうに完成度の高い「模型」となっています。
先日他作品のコメント内で「一般的にゾイダーは仕様に応じた適切なカスタムを施す能力に優れている」と言いましたが、
逆に上記のような表面処理へのコダワリには乏しいものがあります。
プラ表面のヒケリを気にして徹底工作するゾイダーが一体どれほどいるでしょうか?
一見して判別しづらいような些細な事に感じるかもしれませんが、yyもりたくさんのレッドホーンを見て頂ければ
決して些細ではなく、模型として重大な工作であることが容易に分かると思います。
この手の工作は可能ならばビフォアアフターを明確に記録されているとますます良いプレゼンが出来ると思いますので
今後機会があれば是非お試し下さいもりたくさん。
因みに私はこのレッドホーンを始めてみた時、小学生の頃にデパートの玩具売り場で再生されていた
促販用ビデオの映像に登場するレッドホーンを想い出しました。
その映像にはフレキシブルにテールを踊らずゴジュラスに、果敢にもレッドホーンが真っ向から突進し
最後にはゴジュラスのテールに叩き飛ばされてしまうものでした。
今にして思えば、その映像に登場するゴジュラスとレッドホーンは素組未塗装品を可動改造したものだったのでしょうけれど
当時私の脳内には子供ながらにメカ生体としてのリアルなゾイドを思い描きドキドキしていました。
もりたくさんの作品を、私はその妄想世界のレッドホーンが具現化されたものと錯覚し何故か懐かしさすら覚えました。
因みに残念ながらエロスは感じませんwww 私ゃフル可動ゴジュラスが作りたくなってきたよ・・
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